商売下手でごめんなさい
弊社は、防犯カメラ設置をお断りする事があります。
弊社にとっては少し残念なことでしたが、お客様にとっては有益だった・・・と思っています。そんなケースをご紹介します。
一部、詳しく表現しきれない部分は端折って記載しております。
お客様「他社では60万円といわれたけど、オタクの会社だといくら?」
担当者「より良いアイディアをご提案しますので現地を見せて頂けますか
と、現地へ。・・・・見通しの良い一軒家でした。詳しくお話を伺うと
お客様「カメラは6か所。軒下、玄関先、廊下・・・仏間・・・
担当者「ん?お家の中までですか!?失礼ですけど、カメラ設置の目的は防犯対策と伺っていましたが??
お客様「そうだよ。泥棒はどこで何を盗むかわからんから」
むむ・・・室内に防犯カメラ・・・・確かに、小さなお子様や要介護者を診守る為のカメラ設置の経験もある。しかしその場合はカメラの設置位置やアングル(撮影角度)も変わるし、配線ルートも異なるし・・・・そのような、防犯以外の目的と併用して設置する事を、弊社は得意としていますが、今回はどうも目的は防犯に限定している様子・・・・・
担当者「防犯が目的でしたら、カメラを設置する前に、電気屋さんを呼んで、ここの照明をLED化しましょう。鍵を・・・・
(仏間にカメラを設置したとして・・・・泥棒が入り、モノを盗んで・・・その記録を撮ったところで、モノが返ってくるとは限りません。また、現金で弁償してくれるような泥棒はほとんどいないのが現実。盗まれ損です。撮影したところで、プラスメリットはほとんどない。強いて言えば、懲らしめた感のみ。そんな事にお金を使いますか?)
防犯の目的は、泥棒に入りにくくすること。犯罪者が近づきたくない、近づけない環境を整える事です。
お客様「前の会社は見積をさっさと出しただけだったが、あんたは売上が上がらないじゃないか!
担当者「売上は欲しいですが、必要の無いものを売らないのも防犯設備士の使命です。なので、どうしてもカメラを設置したい!という事であれば、またお声がけくださいませ(笑)
お客様「(笑)・・・カメラの前にやる事があることがわかったよ。ありがとう。
おいしいお茶を頂きました・・・・(笑)
防犯カメラは万能ではありません。死角もあれば、無力化されることもあります。運用管理をしっかりしないといけませんし、意外に手間がかかるモノ。商売がへたくそでゴメンナサイ(笑)
参考リンク
誰かに守ってもらいたい・・・そんな不安な気持ちを持っているのは、あなただけではありません。
今後、核家族化からの独居化が進んで行く場合は、室内の防犯カメラが役立つことも十分に想定されるケースを、我々は知っています。手遅れにならないようにしたいものです。