被災地での自衛の防犯対策20191018
2019年10月 台風19号の接近・通過に伴い、各地で被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。
我社の有る広島・西日本一帯においても、ここ数年大きくなっており、地震等や土砂災害により家屋の倒壊が多く発生してしまいました。
とても残念なことに、火事ではないが火事場泥棒が発生してしまう事。
施錠のできなくなった家屋に浸入し、金目の物を盗むといった犯行が後を絶ちません。
ある現役の警察官からの話では、被災地で夜間にウロウロしている人間に職務質問したところ、ボランティアと称した為、マークした・・・との事でした。
ま、明らかに怪しいですよね。
ボランティアに集まった方々まで疑われてみたり、災難に次ぐ災難です。
さて、被災地。特に停電になってしまうと、街灯も玄関灯も無いため、街は真っ暗になってしまいます。
そして、犯罪企画者が好む「有能な監視者の不在」であったり、「見通しの確保ができない状況」環境となってしまいます。
犯罪企画者は、犯行を試みる際に「目」「音」「光」「時間」を嫌いますが、その中の「目」「光」が無くなったり機能しなくなるわけです。
「目」とは、皆さんの目も含めてですが、防犯カメラも24時間疲れ知らずに記録をする「目」の一つです。
以前、詳細を記載しませんでしたが、同様のページでお知らせしたことがあります。
自衛するしかありません。
今回は映画から学んでみましょう。
著作権侵害にならぬよう、きちんと引用をしつつ、皆様のためになる内容であり、かつ、弊社の宣伝にならない様に気を付けているつもりです。
木村拓哉さん演じる「久利生公平、最大の危機。」と題された、HERO 2007年発表の東邦映画です。まずは皆さん、観てください。
DVDを購入したり、レンタルしたりと・・・・物語の詳細は明かすわけにはいかないので難しいですが、物語中に火事が発生します。
社会風刺の意味もあるのでしょうが、火事を撮影する野次馬のシーンがあります。(他人の不幸を写真に撮るのっていかがなものかと思いますよね。でもいま、とても多い!)
ものすごく大勢の野次馬が携帯電話を片手に写真を撮りまくっているわけです。
下の写真は、見物人を撮影したファイルを、検事たちが眺めている ワンシーンの一部です。
現在のスマホは高解像度で、その撮影した写真の危険性についてはこのコラムでご説明した通りです。
その野次馬の携帯電話に映っている情報から、どんなものが読み取れたのでしょうか・・・・・ぜひ、映画をご覧ください。
つまり、被災地も含めてですが、携帯電話やスマートフォンが普及し、一億総カメラマンとなっている現在。
防犯カメラが動作していない場所での自衛策として、それぞれの携帯電話が防犯カメラとして機能させてみてはどうでしょうか?
おいおい・・・携帯電話の充電はどうすんだ・・・という問題は確かに残りますが・・・・・
無人となった家屋に、携帯電話を設置して、防犯カメラ代わりに・・・といった発想はダメですよ。
カメラごと盗難にあうような被害が出ていますから。
一人ではダメです。地域で組織化しましょう。
不審な車、不審な人がいたら、皆でパシャリと。それだけでかなりの威嚇効果があります。
この地区はヤバい・・・とこの雰囲気作りはとても大事
もちろん、遠い親戚が何か届けてきてくれたのかもしれません。ほんとのボランティアかも。
よく考えてください。何も非が無ければ、撮られても平気です。
銀行に設置してあるカメラの8割は、行員に向いていますから。
ただし、撮影した写真の取り扱いには十分に注意が必要です。
勝手な判断で、個人のSNSにUPしたりしてはダメ。
「のぞき」となったり「盗撮」とならないための工夫や演出はとても大事。
だからこそ
だからこそ、
地域防犯が大切で、個々の個人財産もとても大事なのだけれども
「俺んちはSEC〇Mやってるから大丈夫」と思うのは勝手だけども、コミュニティーを大事にし
地域全体の防犯性能が高い街づくりが必要なのです。