「防犯ブザw」「ワルサデキンケーノ」育成についての提案
今年、総合防犯設備士を取得し5年経過したという事で、資格更新の為の防犯知識学修と、レポートの提出があった。
文才が無いため、レポートの内容はそのままUPするわけにはいかないのだが
広島県でできる東京オリンピック・パラリンピック2020に向けての防犯活動についてレポートした。
その中の一部ではあるが、今後広島県で防犯活動を進めるにあたり
特に広島県生活安全防犯協会での活動では、是非ともこの「防犯ブザw」と「ワルサデキンケーノ」とをメインに活動していきたいと思う。
防犯ブザwについては、あまり詳しく記述すると良くないので、あくまでも講演中でのネタとしておきたい。
しいて言うならば、防犯ブザーは2つ以上持とう!といった事を広めていきたいと思っている。
ワルサデキンケーノ。
広島弁らしくてなかなか良い(笑)
広島県では平成26年8月未明に豪雨土砂災害が発生し、大勢の被害者が出た。
それに加えて火事場泥棒も出たようで、被災地での盗難行為が問題となった。
私が所属する広島県生活安全防犯協会では、広島県警察より依頼があり防犯カメラを無償で設置したところ、盗難被害がパタリと止まったそうだ。
その後熊本・大分にわたり大規模な地震災害が発生し、そこでも火事場泥棒が出たとの事。
防犯カメラを設置すればよい・・といった考え方は、防犯カメラを販売・設置している私から言うとおかしいかもしれないが、正しくない。
「防犯カメラを設置する前に、やることがあるぢゃろ・・・」と、数日に一度は客先で言っている。
子供のころ、こんな記憶はないだろうか・・・
悪戯して叱られるとき「お天道様が見とるけー悪い事してもすぐバレるんぢゃけーね!」と
ワルサデキンケーノは、この事である。
では、お天道様=防犯カメラなのか?というと、そうではない。
停電しているかもしれない。
故障しているかもしれない。
HDDが壊れているかもしれない。
防犯カメラの上にツバメが巣を作っているかもしれない。
市民の力でできる方法
費用・予算をかけずにできる方法(ま、多少の通信費はかかるよね)
各自の携帯電話を使った防犯活動を推奨してみたい。
ただし、問題点はある。
盗撮ともとられかねないし、
守る側・・・であった人が、つい出来心で、つい魔が差して、犯罪企画者になりかねないのだ。
・コンビニの冷蔵庫に入って写真撮っちゃった!みんな見て!!
・コンビニのおでんの中に指入れちゃった!みんなみてごらん
・お巡りさんの目の前で白い粉袋落として走って逃げてみたよ!その動画はこんなの・・・見て!
・有名人が映ってた!みんなに見せたい!
このような行為は、既に社会的に問題となった。
皆に見てもらって有名になりたい。広告収入が欲しい。といった動機があるモノで、悪ふざけの延長といえる。
だが、
・かわいい子が映っていたらみんなに見せたい!
・この子が探してた猫じゃない?
・偶然綺麗な虹が撮れた。孫に見せてあげよう!
・この人芸能人に似てるよね?見てみて??
のような目的で第三者に見せたときに、その写真の端の方でプライバシー侵害となりかねない内容のものが映っていたとしたらどうだろうか。
写真や動画は、見せたい側の意図と、見たい側の意図が必ずしも一致しない。
それほど大きな情報を持っている可能性があるのだ。
カメラに向かって手を振っている、その親指から指紋データが抜き取られたり
瞳に反射した風景を見て、その居場所が分かったり・・・・
「別にそんなもの抜き取られても怖くもなんともないわーい」と皆さん言われます。
「うちに泥棒が入っても取っていくものなんかないわーい」と同じですね。
ぢゃけどね
ぢゃけど
何を盗られたかわからない・・・ってのが気持ち悪いでしょ。
写真や動画からも、どんな情報を抜き取られたのか分からない・・・そんな時代になるわけです。
ワルサデキンケーノとは
個人レベルでできる防犯活動ではあるが、個人から近所へ。近所から地域へ・・・と
点から線へ。線から面で守る事の出来る防犯活動の事を言いたいです。
そこにはスマートホンや携帯電話を使った、少しだけハイテク。でも防犯活動を行う個人が責められるようなことの無い仕組み作りを目指しています。
できることなら、守秘義務も含めて防犯についての知識のある防犯設備士を、ワルサデキンケーノとして増やしていきたいとは思うのですが
それでも足りない。
また、地域のボランティア活動をされている方々。少しずつ世代交代も必要。少し若い世代へのバトンタッチも含めて志のある方々をワルサデキンケーノになってもらえるように広報していきたいと思います。
そのうち、皆さんお持ちの携帯電話、玄関のカメラ付きインターホンや、ドライブレコーダーもワルサデキンケーノになる事でしょう。
ワルサデキンケーノでさえ、悪用されると、映画ターミネーターで出てくるような人間を襲う機械になりかねないですからね。
人間も、機械も、正しい方向を向き、正しく使って、使われていきたいですね