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警察も取りあわない問合せ

年に数回、この様な相談を受ける。(個人が特定されないよう、複数内容をまとめ、ぼかした表現にしています)

 

誰かが部屋に侵入していた形跡がある。

モノは無くなっていない。テレビのリモコンが隠してあったり、録画していない番組が録画してあったり。嫌がらせとしか思えない。

下着はなくなっている(こともある)

鍵はかけていた。

気持ち悪い。

庭にう〇こが投げ入れられる

(引越し)前の部屋でも同じことが起きていた。ストーカーではないか?

犯人は目星がついている。

鍵を増やしてもどこからか入ってくる。

警察にも連絡したが何も動いてくれない。指紋すら採取しない。

知らない足跡がある

 

ホームページで、防犯カメラが無力化できると書いてあったからこの事ではないか?

どうしたらそのようなことができるのか教えてほしい。

 

 

内容は、大体2パターン。

防犯カメラをつけていて、防げていないケースと

防犯カメラを無力化するやり方を教えて欲しいというケース。

 

 

もちろん、後者については教えるわけにはいかない。

 

問題は前者。

既に防犯カメラを設置しているのに、侵入盗を防げていないのか???

 

ビジネスの話になるのであれば、現場に行き防犯診断を行うのだが、我々の防犯診断は必要としてない様子。

本当に侵入盗の場合は、防ぐにはやはりプロの防犯診断が必要となり、ツーロックや面格子の設置を促す必要がでてくるだろう。

 

数年に一度、こんなドラマが定期的にTVで放送される。

「ふと、部屋全体を見回す。
箪笥から下着が出ている。
誰か侵入したのだろうと思い、鍵を確認するが、ちゃんと施錠されている状態だった。」

参照元:YONIKIMO.COM(http://yonikimo.com/384.html)

 

2017年9月には「愛してたって、秘密はある。」といったドラマも

http://www.ntv.co.jp/aishitetatte/

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%80%81%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%AF%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

 

また、2015年連続昏睡強盗としてニュースになった「声優のアイコ」もネットを騒がせている

https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/426985/

 

すでにリンクとしてネタバレしてしまいましたが

 

どんな防犯も、自身が鍵を開錠し録画を止めるなり消去するなりをしてしまい、その記憶がなくなったとしたら・・・・

 

これは無施錠と同じで、防犯ではない。

 

 

どこからがフィクションで、どこからが現実なのか、他者にはわからない。

4次元の扉から誰かが開錠したり、小さいおっさん(妖精?妖怪?)が開錠しているのかもしれない。

合鍵をあずけた両親が訪ねてきた可能性だって否定できない。

中には大家さんが・・・なんて卑劣な事件もあるようだし。

 

また、防犯の専門家ではあるが、精神医学の専門家ではないので、勝手な判断もできない為

現場で困っている事象を一つ一つ確認し、防犯診断を進めていくことが、唯一の我々の仕事です。

 

カメラも絶対安心ではないし

鍵も絶対安心ではない。

銀行は、そこで働いている職員にカメラの大半が向けられているし、

広島県警察中央署では、署内の金庫から8500万円が盗まれてた事件もあった。

 

 

以前、近所の独居中のご老人から

「孫が小遣いをせびりに来て困っている・・・」と世間話を聞き、数週間後に亡くなった。

我々には死因は聞かされていない。聞く立場にもない。

お孫さんを疑う事は、我々ではできないし、死因を追及することもできない。

 

こんな時、自身を録画する為だけのカメラがあれば良かったのか???と悩まされる。

 

通常、独居老人の家族の方に、カメラをつけて見守りたい・・・と相談を受けるが、

居間はプライバシーにかかわる問題で、家族ですら見てほしくないという、ご本人からの意見もある。当たり前だと思います。

一人だからこそ、風呂上りにウロウロしたり、コタツで寝たり・・・なんてリラックスできるわけで・・・・。

 

自分しか再生しない。けど万が一の時はここに録画されているからね・・・(消されちゃこまるけども)といった事を考えたこともある。

 

 

今、弊社の撮れ録るを使えば、現実的にそれが可能なのだが

少なくとも、弊社はその映像を見れてしまうし、何かあった時には警察に提出する事を了承いただく必要がある・・・・

 

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