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サーマルカメラって使える!?

2019年末から世界的に流行し、多くの人の命と自由を奪った新型コロナウィルス。

残念ながら命を失った方々、そのご家族。今現在、苦しんでおられる方、看病されている方々。また未知のウィルスがゆえに差別された方。お悔みとお見舞い申し上げます。

医療従事者の方々には、自身やご家族の感染の危険を肌に感じ、使命感をもって従事してくださっていること本当に感謝いたします。

いまなお感染は収束しておらず、観光業・飲食業・イベント業者等の経営者・従業員の方々は、病の苦しさとは別の経済的な負担が重く重くのしかかっていると思います。弊社も徐々に痛みが・・・・

なんとか乗り越えていかなければなりません!

 

弊社は映像音響設備や防犯設備の提案施工保守を行っている会社です。

弊社の業務で、何かこのコロナ禍に対し社会にお役立ちできる事はないか!と2020年初めからずっと悩んでおりました。

早々にマスクや消毒薬が店頭から消え、トイレットペーパーやハンドソープまで消えた時もありました。今だ非接触型の体温計は手に入りにくい状況です。

一部には36.5℃しか表示されない非接触の体温計が入ってきたとか、そんなニュースまでありました。

2020年5月ごろから、顔の表面温度を計測するサーマルカメラがニュースなどで取り上げられるようになり、弊社にもメーカーから案内が届きました。

 

数年前のサーズや鳥インフルエンザの流行時にもサーマルカメラを調査したことがありましたが、当時は300万前後という非常に高価でした。

国際空港に整備された等のニュースはありましたが、地方都市広島でなかなか設備しようといったニーズにこぎつくことはできませんでした。

 

5月以降、7月末までに、数社が似たようなサーマルカメラを出すなぁ・・・と思い、詳しく分析してみると

日本の企業ロゴがついていても、OEM製品であり、大きく2つのメーカーに絞られることが判明。

また、バージョンによって日本語に対応していないものから、日本語対応のモノに。

価格も10万前後から30万弱と幅がありますが、これはチラシ(カタログ)の作り方次第で、出来上がりは20万前後~になる等、分かってきました。

大手はキャッチコピーが上手で、99,800円!!と大々的に他社よりも安価なイメージを植え付け、顧客の心をキャッチするのですが、スタンドやらメモリーやら増設していくと・・・・┐(´∀`)┌ヤレヤレ

 

下記動画は大きく2社に分類された機器を手に入れた時の物です。

お客様がカタログに騙されない為に、カタログには記載されなかった事や、とても小さな文字で書いてある事、お客様の現場において合う合わないのイメージを把握するため

検証しました。

 

 

 

発熱者を発見するという意識での設置の場合は、

発熱者は建物に入れない!といった覚悟があるか?

発熱者と分かって看護せず追い返す事ができるか。現場レベルにそれを判断させるのか。

本当にシビアなジャッジとなります。

防犯設備で表現するならば、

「常に警戒し、体温が認証範囲を超えた人間は警報を鳴動させ警備員を呼ぶ。あるいは建物に浸入させないように、自動ドア・電気錠が開かないようにする。」

この様な警戒は、ある面では正しいでしょうが、自身が直面するとちょっと・・・ね・・・・。

また、この表現には

①体温が正確に計測されること。誤差は少なくなければならない

②警備員の対策もしなければならない

等、特に①は通常の体温計を使っても実は難しいのです。

ご家庭にある、脇の下で測る電子体温計。〇秒でスピード検温!・・・みたいなやつ。これは予測検温です。正確な検温には10分かかるとか。

また、連続して使用できません。(詳しくは電子体温計メーカーのサイトで)

誤差はだいたい±0.2℃位。

動画に出ているモデルは、2社ともに電気錠やエレベーター、自動ドア等と連動し、マスクの有無や、額の表面温度が設定された温度以下であれば連動して動作する事が出来ます。

また、離れた場所でモニタリングしておき、額の表面温度が一定以上になった場合には、警報音がでるオプションを取り付けられたり

防犯カメラの一部として動作させることで、現在お使いのレコーダーに記録させておくことも可能です。

 

 

 

現時点で、首都圏のニュースでの話題は、接待を伴う飲食店で「完成防止徹底宣言ステッカー」対象店でもクラスター・・・等の報道が。

悪いのは、飲食業でもなく、その該当店舗が悪いわけでも無いと考えています。

無症状な感染者・・・が、悪いのではなく、無症状だからわからないという点。

あるいは、生活の為無理して仕事をしてしまうほど追い詰められている事。

同様に、学びに対し十分な学修環境がない学生なども、多少無理してでも遠隔授業よりも対面授業の方がいい!実習・演習の単位の為!と

動機は様々なはずですし、それを誰も責める事はできません。

 

施設運営者は3密を避ける指導を徹底し、消毒や手洗い・うがいをしなさい・・と、定期的な放送をする事。マスクの着用を促す事。空気の入替をする事。

かつ、発熱者を早期発見し、適切に介護、安全に帰宅させることが望まれます。

 

学校・大学・工場・商業施設・結婚式場・飲食店・宿泊施設は、学生やお客様だけでなく、職員・スタッフ側にも健康管理が必要ですね。

病院・福祉関係は、現時点ではほぼお見舞い禁止。その場合はスタッフの健康管理として。

 

無理しないで・・・・と言われても、自分の限界が分からない学生がいます。

熱を隠してでも日当がどうしても必要なスタッフが存在します。

体温測定をされることを嫌う女性も存在します。

サーマルカメラ自身の計測値が正しいとは限りません。

どんな対策を施しても批判する人は存在するでしょう。

どんな対策をしても新型コロナウィルスに限らず、感染防止を防ぐことは難しいです。

 

無策よりも、できることを、できる範囲でやりましょう。

見える形で、感染防止を意識させるような努力をしましょう。

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