災害被災地を利用した詐欺に気を付けてくださいね。
2018年7月6日~西日本豪雨によって、各地で土砂災害や河川・ため池の氾濫による深刻な被害がでてしまいました。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々に謹んでお悔やみを申し上げます。
また、被災された多くの方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い復旧を祈念申し上げます。
復旧に関しては、晴れれば暑さと泥の硬化によって復旧が阻まれ
さらなる雨は、弱った地盤を刺激する事と、復旧作業を中断し避難しなければならなくなる危険性もあり、心配です。
我々も、週明けの9日から各所で復旧のお手伝いをさせていただきました。自然の驚異を感じた次第です。
さて、被災地となった地域を中心に、火事場泥棒が発生しやすくなっていると思われます。
広島県では2014年(平成26年)8月に安佐北区や安佐南区の住宅地などで土砂災害が発生しました。
その被災地に、こともあろうか泥棒が入ったとの事、覚えておいででしょうか?
熊本の大地震においても、施錠できなくなった家屋や、避難所に非難し、一時的に空き家となった家屋に、泥棒が入りました。
なんとも嘆かわしい事ですが、同様に今回の被災地でも警戒する必要があります。
既に、被災したコンビニエンスストアのATMから現金を抜き出そうとした事案も発生しております。
怪しいな・・と思ったら、声掛けと同時に「覚えてられないから写真撮らせてねー、ちゃんと(訪ねてきたって人には)伝えておくから―」と、スマホや携帯電話で写真を撮るように自衛しましょう!
また、義援金名目の詐欺にも注意が必要です。
自治体やそれらしい団体を名乗って、電話やFAXで募金の振り込みを勧誘したり、公共機関の職員を名乗って自宅訪問の上、現金をだまし取るような詐欺の発生が懸念されています。
相手の所属が本当に正しいのか?わざと似た名前を使っているケースも多々あります。
また、「市役所の方から来た」は、市役所の職員ですという意味ではなく、ただ単に方角を示しているのかもしれませんよね。
そもそも、「募金」といった性質のものを、電話で勧誘したり、訪問してお願いするなんてありえませんよ。善意の気持ちですからね。
電話番号を相手が知っている → そのほかにどんな個人情報をしっているのか?→ いくら募金したのかリストが出来上がってくる可能性がある → そんなの善意でやるのは可笑しい =詐欺だ!
デマ情報にも惑わされないでくださいね。
「動物園からライオンが逃げ出した」といった写真をネット上に公開して、嘘だったため逮捕された事案もあります。
現在、
「レスキュー隊のような服を着た窃盗グループが被災地に入っている」・・・・みたいな情報が来た!とか
「犯人が乗っている車は〇〇県ナンバーの〇〇・・・」なんてリストが拡散されています。
故意にデマを流して喜んでいる愉快犯であったり、
アクセス数を稼ぐ目的でデマ情報をながしたりと、目的は様々です。
また、これってホントですか??と、問合せが増える事で、通信網が麻痺してしまったり、
「わーーこりゃやばいわーーーみんなみてー」と、デマの拡散に知らぬ間に共犯者となってしまったりします。
被災地を狙ったものモノなのか、フェイクニュースなのか。確かに最新情報を大勢の方が必要としている為、拡散したい瞬間もある事でしょう。
が、そこはきちんと節度を持って冷静に行動しましょう。
どうか、すみやかに皆様が元の生活に戻れます様に。少しでも安堵した生活ができますように。