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利用者の命をつなぐナースコール

多くの医療・介護現場で利用されているナースコール。ナースコールが果たす役割にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

ナースコールの役割


ナースコールとは、必要な時にスイッチを押すことでナースを呼び出すことができる装置です。

ナースコール導入施設の職員は、呼び出しを受けたことを把握するだけでなく、ナースコールを通して患者と通話することもできます。
入院患者が困った時、不便な時に使う場合もあれば、苦しい時や声が出ない時など、体調が急変した時にも助けになります。特に、寝たきりの状態にある方、日常生活において高頻度で介助を必要とされる方にとってナースコールの存在は大きいと言えます。

ベッドの脇にナースコールがあるだけで、「困った時に助けを呼べる」という安心感につながります。

活躍の場は医療・介護現場だけではない


2014年の厚労省統計では日本の全世帯数の内、65歳以上の方のみの世帯が全体の約4分の1を占めるという結果が発表されました。また、18歳未満の子供がいる子育て世帯を高齢者世帯が初めて上回ったのも、大きなトピックの1つとして挙げられます。

そうした中で、介護施設や訪問看護施設とご高齢者のみのご家庭をナースコールでつなぐ見守りシステムに注目が集まっています。ナースコールは入院施設を完備する病院の他、介護を行うご家庭でも活用できます。家事などで介護者が要介護者の傍にいられない時には、ナースコールが役立ちます。

ナースコールを設置すると要介護者がいざという時に助かるだけでなく、介護者側にも必要な時だけ駆け付けることができるというメリットをもたらします。特にご高齢のご家族と離れて暮らしているという方からの関心が高まっているため、ご自宅で介護・看護をされている方向けのサービスされている事業所様など、検討されてみてはいかがでしょうか?

リニューアルが欠かせない

ナースコールは、患者にとって「何時でも呼ぶことができる」ツールとして、看護・介護に従事する人にとって「何かあった時に呼んでもらえる」ツールとして存在していなければ、設置の意味がありません。何時でも利用できる状態であってはじめて、患者の安心・看護師の負担軽減につながります。

そのため、ナースコールが医療・介護現場できちんと役目を果たすためには、定期的な点検やシステムの更新が不可欠です。経年的な限界を超えて、機能と性能の信頼性維持を図ることはできません。インターホン設備の更新期間を目安に、機器のリニューアルをすることが大切です。

 

 

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