認証技術について
ご存知の通り、世の中には認証技術が多々あります。
・IDとパスワードといった数字や文字の組合せ(トークン含む)
・指紋認証
・光彩認証
・静脈認証
・ICカード(フェリカ等含む)
・顔認証
IDやパスワードは、誕生日や住所、電話番号など個人から安易に連想できそうなモノはやめましょう・・・と、ここ数年指導が入るようになったし、
メモや付箋に残すのも良くない・・・とされてきた。
また、防犯カメラや認証用のカメラが高精細となり、画像分析も同時に行う様になってきた昨今では
家庭用のコンパクトデジタルカメラやスマートフォンでも、顔認証や笑顔認証が行えるようになってきた。
また、写真をインターネット上に公開するFacebookやTwitter、インスタグラムでも高精細な写真を、様々な人と共有できるようにもなった。
いわゆるSNSだ。
以前から問題になっているのは、写真データそのものから漏れる情報について。
JPEG等の写真データには、(データやカメラの仕様による)撮影された緯度経度・日時、カメラの型番からシャッタースピード等の情報が入っている事はご存じだろうか?
緯度経度が入っているという事は、場所が特定されるという事。それが自宅だったら困る人は困るでしょう!
緯度経度情報はカメラにGPSが入っていないから大丈夫!と油断はまだ早い!
写真に写っている背景や、顔からも情報が漏れないだろうか?
背景の窓の外に、看板やビル、めったにない形の岩等、別途Googleで検索したらある程度の場所が特定できてしまうかもしれない。
映っている人の眼球をズームアップしたことがあるだろうか?そこにカメラマンが映っていたり、自撮り棒が映っていたり・・・・
一人旅行のハズが、毎回同じ人がシャッターを押してたり??なんて写真もあるかもしれない。
カメラの解像度は、眼球に反射しているカメラマンまでとらえてしまう時代なのだ。
眼球だけではなく、ピースしている指から指紋を入手できる時代にもなってしまった。
今後、カメラに向かって手のひらを向けることは、指紋採取を容認したこととなる時代が到来するだろう。
(記事が消えなければいいが・・・・このリンクには、スマホ等のカメラで5mの撮影距離で指紋が入手できた・・という内容)
また、iPhoneX(2017年)が発売されるこの年のニュースとして
3Dスキャナーで撮影したデータをもとに、3Dプリンターで目・鼻・口の部分を作成し、顔型に張り付けたマスクが、
顔認証でロックを解除できる機能を搭載したiPhoneXのロックを解除できたわけだ
それも特別な機械を利用せず、制作費用が150ドル未満(日本円で15,000円強)
もちろん、3Dスキャナーも3Dプリンターも本来の目的とは違うとは思いたいのだが
注意すべき点は、SNS等、既に日常生活にあふれた新たなコミュニケーションツールが
悪意を持った者が、どのように悪用されるかわからない状況にあることを認識していない事・・・が危険だと思う。
ドローンを使って、これまで撮影不可能だったアングルの写真
例えば、夜空の花火を花火の中から見るとか、
富士山の頂上から、自分自身の鳥瞰(俯瞰)写真を撮るとか・・・・といった使い方から
露天風呂で使ったらどうなるだろうか・・・と考える人間が少なからず存在するのと同じように
技術革新は、良い方向にも悪い方向にも使われる事を知っておきたい。
この様な心配事ない社会の到来が来るといいですね。