クラウド型防犯カメラについて
現在、クラウド化というのが大流行しています。
PCソフトの一つである、Officeも、OFFICE365といったバージョンを発表し
イニシャルコストを下げて毎年課金、いつも最新バージョンが使えます・・みたいな感じだと
いったいどこがクラウドなんだ??と首をかしげるかもしれません。
ひと月以上インターネットに接続しないと、突然使用できなくなったりするので、予備PCだと焦ることがあります(笑)
なんだか買った時だけお金払えばいいじゃん・・・・と言いたくなりますよね。
上記のようなクラウドではなく、
これまではPC本体に必要なDATAを保存したり、CD-Rに焼いてみたりUSBにコピーして持ち歩いたりしていましたが、これだってCD-Rが傷で読めなくなったり、USBがいきなり「フォーマットしますか?」なんて聞いてきたときには青くなったりしたはずです。
DATAは持ち歩くべきではない。紛失したら大変だ。インターネット上に置いておこう・・・これがクラウド化のメリットです。
(インターネットに接続できる環境にいないとデメリットしかありませんけど(笑))
メールについても同様です。
以前はOutlookのようにPCにメールデータを保存してたころは、その設定情報をセットしたPCでなければメールの送受信はできませんでした。ところがYahooやGmailのようにブラウザ(InternetExplorer・Crome・FireFox)でメールの送受信を行う場合は、ユーザーのIDとパスワードさえ忘れなければ、世界中のどこからでもメールの送受信が可能となりました。ただし日本語のセットアップされていないPCだと日本語入力ができず、ローマ字で記載するといった事も・・・・。
自分宛てに大事なデータを添付し、自分でメールチェックすれば、それだけでもクラウド上にデータを保存したと言えるでしょう。
ドロップBOXや、Googleドライブのような、インターネット上の無料の保管庫サービスも増えてきています。
前置きが長くなりましたが、防犯カメラの映像も、クラウド上にUPすればいいじゃん!といった発想から、近年そのようなサービスが増えてきました。
言いも悪いもありません。ニーズに合っていれば良いし、そうでない場合もあります。
例えば、特殊でない防犯カメラ(ネットワーク)の映像を見ようとした場合、最大10ユーザーといった記載が多いです。
10人以上で、防犯カメラの映像を見ようとした場合、クラウド上にUPし、ホームページを見るようにみんなで見るには便利でしょう。
ただし、光回線やその他の回線の上り転送速度は大事です。完全動画の毎秒30コマもUPしていると回線がパンクしてしまうかもしれません。
防犯上も秒30コマは必要としていませんし・・・・。
また、録画機器を現場に置いておいて、録画機器ごと盗難にあうと、録画データを取り出すことができませんが、クラウド上に保存していれば、そのデータまで盗難されることはありません。
火災による喪失についても同様です。
どのくらいの期間のデータをクラウド上に保存できるのか・・・・これについてはとても大きな問題です。
約2週間は保存しておいてほしいです。
毎秒何コマ撮影するのか、保管期間と画質を計算すると、クラウド上に保管するのも、意外にお金がかかるなぁ・・・といった印象です。
弊社でも、場合によってクラウドを提案することがありますが、
多くは録画機器を堅牢なキャビネットに保存し、盗難されたり悪意のある操作(録画データの削除)されない様にご提案するほうが多いです。
カメラが1台20,000とし、クラウドに保存するため、毎月2,000円支払っていたら、1年でもう一台のカメラが買えて、お釣までもらえちゃう。
お金をかける防犯も正解
お金をかけない防犯も正解