【教育機関】情報保証についてお悩みではありませんか?
得意とするものは聴覚障碍者向けの情報保証です。
学生・生徒の聞こえにくさは全て異なる為、一概にこの設備で万全!と言ったものは用意できませんが、
これまでご本人が使っていた機器を最大限に使用し、教育設備と繋ぐことができるのが、弊社の技術です。
ご本人が使っていた補聴器に対し、教室のマイクと保証用のマイクを2本持ってもらうことなく、運用可能です。
情報保証の課題は山積み
マイク設備の無い部屋は?実習は?グループ学習は??とまだまだ課題が山積みです。
シチュエーションや、届けたい声の数、学習スタイルが変わってきます。
また、TV会議システムを利用したパソコンテイクの実験協力(2015年~)では
タブレット端末での遠隔サポートや
集合学習を不得意とする学生の為のLIVE中継、
さらには、音声文字化による理解力UPの可能性を感じました。
(一部レンタル機器もありましたが、ほぼ既設設備による運用が可能でした)
保証努力義務と受け手の気持ち
聞こえにくさや理解しにくさを持った学生の気持ちとして、
周囲に気づかれたくない場合の対処方法がとても難しく、まだまだ技術革新の可能性を感じました。
要約筆記や、要約PCテイクは、サポート側に要約するだけの知識が必要になり、
挨拶程度の内容であれば、ブラインドタッチができる私でもお手伝いできました。深い学術的内容となると、漢字変換が追いつかずアタフタしてしまいました。読み手はなれたもので、誤変換も理解した上でのサポートだったので心が少し軽くなりました。
複数人で入力するフリーのアプリもあるようで、授業だけでなく式典等では活躍する事でしょう。
人の発話された言葉を、文字化する事の可能性はとても高く感じます。
この様な記事は筆語。授業や対面での会話は、筆語ではなく和語。(といった表現でいいのかな?(-“-;A …アセアセ))
この和語を文字化・テキストデータ化するにあたり、テレビではテロップと言った形で出てきます。
テレビのテロップのほとんどは、事前に収録した音声を聞いて、活舌が悪かったり、面白おかしく表現するにあたり、テロップが入ります。
最近のテレビはテロップが多くなったなと感じるのは、話者の活舌だけでなく、きっとボリュームを大きくしなくても理解できるように・・と高齢者や難聴者に向けたサービスなのかもしれません。
英語の授業などで使用した、クローズドキャプション機能も同様に事前に登録です。
生放送等、リアルタイムにテロップを流すには「ステノキャプショナー(字幕速記人)」という職業があるそうです。
今後は、ステノキャプショナーと大学をITで接続して・・・といったIT技術が想像されますが、速記人はやはり事前知識なしでは誤変換してしまうのが難点です。
となると、機械化(PCによる自動文字化)。これも昨今技術が進んでおります。
咳払いや、「あーー」「えーー」「それでーーわーーー」といった間をつなぐ音声や、周囲の雑音をどこまでスルー出来るか。方言や話者の特徴、声が前に出ない話者等の機械化させる手前の工夫が必要になりそうです。
一度聞いただけでなく、聞きながら文字化したモノを目で追う。これは本当に理解力が増すのでお勧めです。
授業中に誤変換があると、学生の集中力が途切れてしまいがち。そうならない工夫を模索中です。