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広島県警察学校、セキュリティ専科

広島県生活安全防犯協会(http://www.hiroshimabouhan.jp/)からの指示により、

坂町にある警察学校にて、セキュリティ専科の講師を拝命してまいりました。

広島県各署の生活安全部に配属になられた、現役の警察官十数名に、90分間、

一体なんの話をすればよいのか・・・毎年頭を悩ませております。

生活安全部とセキュリティとな???

広島県警察の生活安全部とは、猟銃の許認可や、DV問題、18歳未満の犯罪に

対しての対応との事で、なおさら弊社のセキュリティとどんな関係があるのか考えてみました。

もちろん、猟銃や競技用の銃の管理には厳重な管理体制がなければなりませんが、

そんな法律に関する内容は、私が関与する必要も無さそう。

DVについても、私の頭の中では家庭内での暴力で、セキュリティとどんな関係が

あるのだろうか・・・・想像力が膨らまない。

ので、流れとしては、

今の防犯カメラってこんなのが・・・・

小型化してるし、盗撮にも使われる危険性があるんだ。

盗撮に使われる場合は、こんな点が弱点と言えるし、その弱点が無いカメラがある。

最近はドローンだって盗撮に使われる可能性がある。

18歳未満でも買えるような安価なドローンが出ている

ネットワーク技術を悪用した映画の紹介(踊る大捜査・・・とかなんとか)

その技術背景は、意外にも簡単に再現できる。

暴〇団事務所の差し押さえにも使われたシステムの紹介(公開されている範囲で)

繁華街の防犯カメラの事例の紹介と、性能の紹介(公開されている範囲で)

携帯電話回線を利用した監視システムの紹介(最後にちょろっと)

をインターネットや事例を用い、ご説明差し上げました。

過去5年位、色々と説明しているのですが、単にセキュリティシステムについて

紹介しても、現役警察官(当時安心安全推進課)にはあまり必要とされてないのでは

ないかと、自問自答しており、数年まえより、現状の盗撮や、インターネットで

安易に犯罪に巻き込まれる場合、安価な機器を買ってしまう危険性についてご説明する様にしています。

現在、家屋の侵入等による被害は減っているモノの、住居者と鉢合わせによる

居直り強盗に発展し、一気に凶悪化してしまいます。犯罪の入り口を閉ざすためにも、

便利な機械を正しく使う事、そのモラル、責任が大事であることが伝わったと感じています。

ダウンサイジング技術により、小型化・高性能化し、安価になっていくIT機器

もっと便利になっていくでしょうが、ギスギスした人間関係にならないことを祈っています。

 

 

 

 

 

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